兵庫県は全国2位!意外な海苔生産地
海の野菜と言われている海苔の生産量のトップ5は1位が佐賀県で2位に兵庫県、続いて3位に福岡県と4位に熊本県の九州勢に5位は宮城県という順位になっていて多くが九州の県で占められている中で意外にも海苔の生産高2位に名を連ねているのが関西の兵庫県です。兵庫県で海と言えば港神戸のイメージがありますが明石海峡大橋の付近では速い潮流と明石鯛・明石蛸・アナゴ等の生息する栄養価の高い環境もあって海苔の生育に適しているのが産地全国2位の生産高の要因となっています。 栄養価の高い海洋で育った海苔はアミノ酸が豊富で良質な黒くて色艶のいい海苔という定評もあって産地として名を連ねているのも頷けます。産地の重たる瀬戸内海では海苔の養殖は大体9月半ばから始まって年を跨いで翌年の5月迄月日を掛けて育て上げています。養殖の方法では海苔の種を付けた網を海面にはる浮き流し委養殖で生産されています。 春になれば数多くの海苔網が浮かんだ海の中をモグリ船が網の下を潜って海苔を摘み取り収穫された海苔はタンクに入れられて洗浄された後ゴミ等の不純物を除去されて、細かく刻まれて梳いた後にスノコに貼られて乾燥されてからセンサーでチェックされて最終的には人手による目視によって検品する工程を経て出荷されるという流れになっています。 パリッとして肉厚のある明石海峡近辺で収穫された食べ応えのある品質はラーメンのトッピングや恵方巻き等の巻き寿司に使われています。
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